基本情報
Y.Mさん/27歳
前職:看護師(急性期病棟勤務)
現職:ITエンジニア(在宅勤務・フルリモート)
休職や離職のきっかけ
大学卒業後、総合病院で看護師として働いていました。
もともと責任感が強いタイプだったこともあり、業務量や夜勤のプレッシャーに耐えながらも頑張っていました。ですが、ある日上司からの執拗な叱責や無視が続くようになり、いわゆるパワハラの状態に。出勤するたびに吐き気や動悸が止まらなくなり、心療内科で「適応障害」と診断され、やむなく休職することにしました。
ITエンジニアを志望した理由
休職中、ふと「このまま職場に戻っても、また同じことが起きるのでは」という不安がよぎりました。
体調を回復させながら、自分の人生を見つめ直したときに、「もっと柔軟に働ける職業があるのでは」と思い、興味を持ったのがITの仕事でした。
特に、ITエンジニアはフルリモートや柔軟な働き方が可能であること、また成果主義である点に魅力を感じました。
文系出身でパソコンも苦手だった私でも、ゼロからチャレンジできると知り、希望が持てました。
これからの将来に向けて
現在は、フルリモートの会社でWeb系の開発に携わっています。
チームとはチャットやビデオ会議でのやり取りが中心で、対人関係のストレスがぐっと減りました。
「心が安定している状態で働く」ことが、こんなにもパフォーマンスに影響するのだと日々実感しています。
これからは、ユーザーの役に立つサービスを開発するエンジニアとしてスキルを磨き、いずれは看護や医療の現場にも貢献できるようなシステム開発にも関わってみたいです。
ハートのコンパスのサービスを活用した感想
プログラミング未経験だった私にとって、「ハートのコンパス」はまさに“心の道しるべ”でした。
最初は「本当に私にできるのかな?」と不安だらけでしたが、カリキュラムはとても丁寧で、メンターの方もこちらのペースに合わせて伴走してくれました。
何より良かったのは、「技術」だけでなく「自分の強みの棚卸し」や「将来像を描くキャリア設計」のサポートがあったこと。
職種を変える不安を抱える私にとって、心のケアをしながら学べたことがとても大きかったです。
同じ境遇の方へのメッセージ
過去の私は、「看護師しかできない」「今の職場が合わないのは自分のせい」と思い込んでいました。
でも、休職して気づいたのは、「自分を守ることは逃げじゃない」ということです。
もし今つらい状況にあるなら、自分を責めず、まずは心と身体を大切にしてください。
そして、「新しい道」への一歩を踏み出してみてください。ITの世界には、あなたのように優しく、相手の立場に寄り添える人材を必要としている場所が、きっとあります。私もゼロから始めてここまで来られました。あなたにもきっとできます。